姫と書いて、キミと読む~アルスマグナ楽曲大解析~
炎夏祭お疲れ様でした!!!
先日ファイナルである名古屋での公演が行われ、2016年も無事ツアーが終了しましたね!今年も素敵な時間を、思い出をありがとうアルスマグナ!君たちのおかげで夏が輝いていたよ!いや~~~アルスマグナはいいぞ~~~!!!
さあさあ、このツアーでも披露された5枚目のシングル『サンバDEわっしょい!feat.九瓏幸子』が発売され、9月21日にリリースが決定した6枚目のシングル『EverYell』が発売する前である今、どうしても上げたかった記事がありました。それがタイトルの通りであります。
アルスマグナの楽曲大解析!!
イエーイ!ドンドンパフパフ!アルスの楽曲に使われる歌詞について調査してみたいと思います。
そもそも何故こんなことをしようと思い立ったかと言いますと、以前、ARS-TRAVELを聴いていた際に「この曲の一人称って俺(達)なの……!?」と驚いたことがありまして。このことについてはTwitterでも触れたんですが、
アルスの曲って圧倒的に一人称が「僕」なことが多いしそんなイメージあるけどARS-TRAVELの一人称が「俺(達)」なことに気付いて高まってる パッパラッパでぶっとびー!な可愛い雰囲気で俺ですってよ……みたいな
— 中村あいす (@ars__2a) April 25, 2016
私の中ではアルスの楽曲といえば、一人称は僕!二人称は君!姫の読み方はキミ!みたいなイメージが大きい。もちろんARS-TRAVELは何度も聴いたことがあるし、歌詞も知っているけど、歌詞を「意識して」聴くことがこれまでなかったので、この一人称に驚いたのだと思います。
そこで!アルスマグナ名義で音源化されている楽曲の歌詞に使われている言葉を抽出してみようと思い立ったわけです!多く使われる一人称、二人称は何なのか、そして歌詞全体に頻出する単語について調べ、そこから「アルスマグナの楽曲の特色」を探してみたいと思います!
◆今回の集計について
あくまで個人作業ですのでカウントミス等は許してちょ!
◆楽曲ごとに使用される一人称・二人称
まずはこちら、楽曲ごとの一人称と二人称、そして作詞者をまとめた表です。
圧倒的僕・君率!!
作詞者による一人称、二人称の違いは見られませんでした。アキラくんが作詞だと色んな一人称、二人称を使っているなあという感想。ちなみにこの集計は『サンバDE~』が発売される前に行っていたので、強いて特徴をあげるならばメジャーデビュー後の楽曲の一人称に「俺」が無いくらいだな~と思っていたのですが。そこで滑り込んできた『らぶマタドール』。メジャーデビュー後初の「俺」楽曲です。しかし、落ちサビにある「カッコ悪い」の歌詞に続く一人称は「僕」で、そこが何とも彼ららしいなぁ、という印象を受けました。
個人的には『姫に届け』と『マシュマロ』に一人称が無いことに驚きました。あれだけ君が好き!大好き!聞いて!好きなんだ!って言ってる曲なのに「僕は」の部分が無いんだな、と。
ちなみに『先生の言うコト、ぜーったい♡』と『サンバDEわっしょい!feat.九瓏幸子』はどこが一人称でどこが二人称なのか分からなかったため、「?(不明)」にしてあります。
また、ほとんどの曲に一人称・二人称がどちらもあることから、「自分」と「相手」の様子が描かれている楽曲が多いのではないかと考えることができます。
そして、こちらがグラフで表した図です。
圧倒的僕・君率!!(2回目)
そういえば彼らの学校お坊ちゃま校だったわ。お上品でよろしい。
こう見ると一人称「僕」な曲もそうですが、それ以上にアルスの楽曲は二人称「君」である曲がほとんどを占めていることが分かります。「お前」を使っているのは『勝手に親衛隊』と『世紀末スクールウォーズ』の二つがありますが、どちらもコンセプトというか楽曲のテーマで「お前」を使っている、というような印象です。現に『勝手に親衛隊』はラップ部分では「お前」だけど、他は「君」だし。
個人的には、ブログのタイトルにしてしまうほど「姫」と書いて「キミ」と読むのが好きなんですが、久しぶりにどうですか、アルスマグナの皆さん^^
◆楽曲全体での頻出語
さて、やはりアルスマグナの楽曲に使われる一人称は「僕」が、二人称は「君」が多い、ということが分かったところで、次に楽曲の歌詞によく使われる単語を調べてみました。
アキラくんはじめ、アルスメンバーの口からメロディに乗せて発せられる言葉は、何が多いのか。私個人としては、恋愛系の単語(恋、好きなど)が多いのではないかと予測しました。アルスの楽曲と言えば?恋!みたいなイメージあるよね。
頻出単語上位150位をまとめた表がこちらです。
堂々の第1位!!「恋」!!!やっぱりか!!!
ピンクで色付けしたところが、事前に予想していた恋愛系の単語です。単語数で言えば多いわけではないですが、1位・4位・5位にランクインしている結果を見るとやはりアルスマグナの楽曲を語る上で欠かせない要素が「恋愛」であることが分かります。
5位までの結果を統合すると、「姫」に「恋」して、「好き」だと「愛」を「今」伝えるのがアルスマグナの恋愛系の楽曲におけるメインテーマなのかな、と。なるほど、何となく納得できるぞ。
オレンジで色付けした単語は「ポジティブ」なワード、青で色付けした単語は「ネガティブ」を思わせるワードです。(※筆者基準)
オレンジで色付けされた単語を見ると、「アルスっぽさ」をどことなく感じるのではないかと思います。(=アルスの恋愛系以外の楽曲は「笑顔」「夢」「光」「信じる」などがテーマになっているものが多い……?)アルスの楽曲はポジティブなものが多いイメージですが、案外青で色付けされる単語が多かったです。これはポジティブな楽曲の中でネガティブな単語を使われることが多い故の結果なのかな~と。(ex.『Be Ambitious』*2)
上から順に見ていくと恋愛系の単語の下には「届く」「想い」などがあり、これらも何とも「らしい」単語だなぁと感じるのですが、そこへ現れる「ハイ」「フラッシュ」「ボンベイ」。まぁ確かに、これもアルスマグナらしいっちゃ、らしい。
しかし、「ハイ」と「ボンベイ」は確かにファン側としても多く言っている実感はあるが「フラッシュ」もほぼ同等回数使われていたとは……。さすがDVDデビュー曲。
ちなみにこの表では、一人称・二人称の単語を全て抜いて作成しています。(※二人称「姫」は特徴的なので入れました。)一人称・二人称を入れた場合だと、頻出順に「君:88回」「僕:39回」「キミ:28回」「俺:14回」「お前:10回」「ボク:9回」「オレ:7回」でした。やはり「僕・君」は強い。
こうして見ると、10回以上使われている単語が極端に少ないことから、アルスは楽曲ごとに様々な単語を使っているのではないかと推測できます。
思えばメジャーデビュー後の楽曲『ミロク乃ハナ』『夏にキスしていいですか?』『ひみつをちょーだい』『マシュマロ』を比べてみても、同じ恋愛系の楽曲で先述の通り「君が好き!」と伝えている曲だけど、全くテイストの違う4曲だもんなぁ。
よっ!色んな顔を持つ男たち!アルスマグナ!
ちなみに余談ですが、どうやら「!」は全27曲の歌詞の中で406回使われているようです。特にメジャーデビュー前の楽曲に多く、『GAN×2~』に関しては文末のほとんどに「!」がついていました。そういえばアキラくんのブログも「!」多いな。
◆最後に
「アルスの楽曲と言えば一人称は僕!二人称は君!恋愛のテーマが多いよ!」という何とも予想通りの結果が多く出た今回の調査でしたが、これをデータとして見ることができたというのはなかなか興味深かったです。
今回の調査はここまでですが、メジャーデビュー前後での楽曲の歌詞の違いや、「恋愛」に関する表現の種類なども調査できたら更に面白そうだなと感じました。
私個人としては、頻出150語の中に、全27曲で4回しか使用されていない単語が入るという事実が分かったことはかなり大きな収穫でした!楽曲を跨って多く使われている単語があまり無いということは、彼らは「恋愛」「夢」等の大きなテーマを様々な視点から捉え、様々な切り口で、様々な表現方法によって発信しているということなのかな、と。そりゃあ一口に「恋愛系」と言っても「今日こそ好きの2文字上手く伝えられるかな」な曲もあれば「世界を敵に回しても君が欲しい」な曲もあれば「ボンベイ!萌えポン!」な曲もあるわな!
「アルスマグナらしさ」は彼らの全曲の中に散りばめられているのかな、と感じました。
そうそう!!アルスの楽曲と言えばですね!
冒頭でも言いましたが、9月21日にニューシングル「EverYell」が発売されます!「希望」や「信じること」がテーマ(と思われる)のこの曲、ぜひ買ってね~~!!
- アーティスト: アルスマグナ,mitsuyuki miyake,Takao Ogi
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2016/09/21
- メディア: CD
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というわけで今回のブログはここまでです!
前回の記事を上げてからだいぶと時間は経ち、はてなブログからもう何回「最近ブログ書いてませんよ」と言われたか分かりませんが、ずっと上げたかったこの記事を上げることができてよかったです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!